オーガニックバナナの茎を原料の一部に使用した日本初のフェアトレード認証紙です。(※フェアトレード認証はバナナ繊維の配合率20%の用紙が対象です)
バナナは、一度実を付けた後は古い茎を切り落とさなければならず、これまでは全て廃棄されていました。原料となるバナナ繊維は、アフリカのザンビアでバナナを栽培、実を収穫後、茎は下処理されてつくられます。この作業にあたる人々は、ザンビアの貧困層の方々で、これまでにはなかった雇用を生み出すことになりました。
日本に送られた原料は、日本の和紙の製法技術により、パルプに配合されバナナペーパーが作られます。ザンビアと日本の協働で作られるバナナペーパーはMade in Japan ではなく Made with Japan と称しています。
バナナの茎を原料とすることで、他の木材の消費負担を軽減させることができます。また、アフリカの貧困地域から購入することで、現地では雇用をうみ、子どもたちが学校に行けるようになっています。
この取り組みは国連が掲げるSDGs(持続可能は開発目標)の17目標の全てにつながっているとされ、意義深い活動であると思われます。
バナナペーパーは、現在のところ配合率20%と配合率5%の2種類あります。配合率20%はごわごわした印象ですので、名刺には配合率5%の方が違和感なくご使用できると思われます。(但し、フェアトレード認証は配合率20%のみです。)
片面はつるつる、もう片面はざらざらした手触りです。見た目は一般的な和紙のように細かい粒状の斑紋があり、薄く色がついています。
バナナペーパーを使用した製品には公式のバナナペーパーロゴを掲載できるようになります。掲載方法や種類は細かくルールが決められています。
栄工社では、環境に配慮し、アフリカの貧民層に雇用を生み出すバナナペーパーを採用することとし、その用紙に対応したオンデマンド機を導入致しました。持続可能な開発目標の一助として広く賛同いただける、という願いを込めてここにバナナペーパーをご紹介いたしました。
栄工社が取り扱っているバナナペーパーが教科書に掲載されました。
今回、教科書に掲載されたのは、高校1年生の英語の教科書で、16ページにわたりバナナペーパーのことが詳しく紹介されています。
その内容は、バナナの説明から始まり、バナナペーパーの性質やプロジェクトに携わる村の人たちの暮らし、その製法と高いエシカル性能について、環境問題とともに英語を学ぶようになっています。
リスニングは、バナナやバナナペーパーについての会話を聞き取る。
リーディングはプロジェクトによる村の人々の暮らしの変化を読み取る。
スピーキングは、好きな果物やバナナペーパー製品、バナナペーパープロジェクトについて話し合い、バナナペーパーの販売促進のための視覚資料により発表する。
ライティングは、バナナペーパーの販売促進に関する発表を書く。
という構成になっています。
今回、この教科書を拝読して、バナナペーパーの製法が図解でわかりやすく紹介されているほか、学習した内容を、設問型式で確認するコーナー、バナナペーパーの販売促進に向けた発表やチラシづくりなど、英語学習にとどまらず企画力やコミュニケーション能力を総合的に学べるセクションとして手厚く扱われているという印象を持ちました。
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